粋でお洒落に知恵が湧く色がありまっせー。

今回も来てくれはった、あなたに感謝!

まいどおおきに!

かんままぬり!の真平です。

今回は粋でお洒落で知恵が湧いてくる

庶民から生み出されたトレンドカラーの

茶色の話しをおば、

大いに語らせてもらいまっせー!

それでは、始まりはじまり。

 

知恵は厳しい制約の中から
湧いてきまんねん。

 

かたーい見出しで始まりましたが、

これは本質をついてると思いますねん。

知恵やアイデアはどこから湧いてくるか?

自由気ままなところからでは、
浮かび出てきまへんねん。

逆に制約や抑圧など厳しい環境からの方が
湧き出てきまんねんな。

まずは、そんな実例からお話しさせて
もらいまっさー。

 

時代はかわれど
庶民はやっぱり凄い!

 

時代が変われども何時の時代も

庶民の生活は、
節約モードにならざるを得ないように
なってまんなあ。

あなたもそう思いまへんか?

一部のセレブ以外は、贅沢をしたくても
出来ず、質素倹約が強いられますねん。

何時も辛いんは庶民ですわ。

これは江戸時代の話しで、

当時の幕府が、庶民の贅沢を禁じるという
時代がありましてん。

大奥では派手に好き勝手やってたくせになー!

これって今の時代でもいっしょのような
きーがするんわ、わしだけやろかしら。

今からさかのぼる事、300年ほど前、
元禄11年(1698年)に
5代将軍、徳川綱吉によって、
「奢侈(しゃし)禁止令」
が発令されましてん。

 

関西人が派手なのは
昔からでしてん。

元禄時代(1680〜1709)は、
江戸や京都・大阪を中心に元禄文化が
花盛りで消費生活が盛んやったんですわ。

特に上方(関西)を中心に豊かな商人が
次々と誕生し、
華麗な町人文化がうまれましてん。

豊かな町人は衣服にお金をかけるようになり、
贅沢で派手な暮らしをしてましてん。

まさに元禄バブルでんな。

何時の時代もバブルはありまんねんなあ。

富豪の妻たちは贅をつくした衣装で華やかさ
を競い合ってたんですわ。

この時代に関西の女の人が派手好きは、
確立されたと言われてますねん。

このような風習を戒めるため、
幕府は、奢侈(しゃし)禁止令、
つまり、贅沢はあかん!という法律を
定めて、歯止めをかけようとしたんですわ。

最も厳しかったんが衣服の素材や色に対する
制限でしてん。

つまり、庶民が身につけられるのは麻か綿の
素材で、色も藍染の青色、鼠色、
そして、茶色といった地味な色に
限られましてん。

ひどい話しでっしゃろ。

 

ちゃっ・ちゃ・ちゃちゃ茶

 

そこで町人たちはでんな、

禁制に触れない、安い地味な色調の
茶色鼠色を使って何とか好みの色を
表現し、その結果、
茶色鼠色と名のつく色が急増しましてん。

厳しい制約の中で、自分たちの個性を精一杯
表現しようという試みが、流行色を生み出す
事になりましてん。

なんとまあ、涙ぐましい努力!

江戸時代の後期になると、
地味な色であっても微妙に色調の変化を
つけるとことによって、
「粋(いき)」に映るところに目をつけ、
次々と新しい色をつくって着物を染め上げ、
ここで、「粋」なお洒落を楽しむように
なりましてん。

人とはなんでも楽しみを見つけまんなあ。

身近な植物を染料にした茶色や鼠色が
庶民の間で流行し、「四十八茶百鼠
(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)」
という言葉(意味は沢山の茶色と鼠色)
があるように、
茶色は80種類、鼠色は70種類近くの色が
生み出されましてん。

また、人気の歌舞伎役者が好んで衣装の色に
使ったことから団十郎茶、梅幸茶といった
茶色も流行の色になりましてん。

今でいうファッションリーダーでんな。

それだけやのうて、着物の裏地に高級な
絹を使ったり、羽織の裏地にカラフルな絵を
あしらうなど、見えないところでお洒落を
楽しむことを、当時の人たちは、
「粋」と捉えてましてん。

どないです、庶民の知恵が生み出した、
「粋」で「お洒落」な発想でんなあ。

これは、現代でも通用する知恵でっしゃろ。

こういう歴史の背景もあって、
茶色は倹約、節約の色と言われてますねん。

 

茶色は地味な色ではなくて
大切な色でしてん。

 

ではでは、この江戸時代の流行色の茶色
どんな意味があるかについて語りまっせー!

この色は、堅実性をもたらし、現実対応能力
を養う作用がおますねん。

欲や快楽に走りがちな心の
ストッパーになって、人の気分を
堅実に、地に足のついた状態へと誘導
してくれますねん。

これはね、人間の精神世界の原型に由来
してますねん。

人はどんだけアスファルトやコンクリートに
囲まれた生活をしていても、
本能に刷り込まれているのは自然界への回帰
ですわ。

自然の中では、人は茶色い「土」の上に立ってます。
そして、自然の象徴である「木」もまた、
この土に深く根を張ってます。

我々、人間にとって茶色は「原点回帰」の
大切な色ですねん。

幕府は庶民に質素や堅実を命じた茶色ですが、
日本人のすぐれたアイデアや発想により、
その質素を逆手にとって生み出されたのが、
「四十八茶百鼠」という茶色や鼠色の微妙な
色の違いを、豊富に紡ぎだし、粋なお洒落に
変えたんですな。

日本人のDNAは、苦しい時や逆光の際には、
それを切り抜ける知恵やアイデアを生み出す
力がありますねん。

茶色はそれを象徴する色やということが、
歴史の上からも知ることができますねん。

格差が広がっている昨今やから、
苦しく大変な時やから豊かに楽しめる
ように茶色から新しいアイデアや「粋」を
発見してみまへんか!

 

茶色が好きな人はどんな人?
(男女共通)

 

茶色が好きな人、気になってる人とは?

まじめで、しっかり生きていこうとする

堅実な人でんな。

長期的な仕事の計画や貯蓄のプランなどを
立てるんが得意ですねん。

おいしい話しでもリスクを負うことは避けて
行動をし、夢や願望より現実をしっかりと
みつめてますねん。

この色の好きな人、気になる人の
ええ面とあかん面おば。

ええ面は

・堅実な心理と思考の持ち主ですねん。

・真面目な人が多いですわ。

・夢や希望を無駄に追いかけまへんねん。

・現実をしっかり見つめてまんな。

・考え方をコロコロ変えませんねん。

・とにかく一貫した思考でっせー!

・信頼性は抜群にありまっせー!

・節約家で貯蓄が好きですねん。

・リスク回避は得意でっせー!

あかん面

・まー、とにかくケチでっせー!

・とにもかくにも地味ですねん。

・小さく小さくまとまろうとしますねん。

・冒険は絶対しまへんな。

・融通はききまへんでえ。

・否定的な意見がようでますわ。

・偏屈もんですねん。

・夢や希望のような未来に悲観的ですねん。

・話ししても面白いことおまへんねん。

 

茶色のキーワードあれこれ

 

好きな言葉は?

・安全

・立派

・お得

・安い

・サービス

・信頼

・真面目

・温和

など安心を誘う言葉が大好きですわ。

茶色が与えるイメージ

・地味

・実質的

・保守的

・目立たない

・不動

茶色からのメッセージ

ここでは、

茶色を身に着けている人や、イメージカラー
の企業やシンボルからのメッセージをお伝え
させてもらいます。

・堅実に支援をします。

・助けになるパートナー。

・私の手を見て下さい。

・私は働き者です。

・扶養力があります。

こんな時に使ってみてー!

・精神的な安心感が欲しい時。

・体重の不足を防ぐ時。

・極度の精神活動を鎮めたい時。

・気まぐれな行為を安定させたい時。

・お金を貯めたい時。

 

ちょっとアドバイスおば。

まずは、茶色は特別好きではないが、
気になる人にアドバイスおば。

・この色が気になっている時は、臆病になってる
可能性がありまんな。

・堅実に真面目に生きていこうと考えてるんかも。

・ひとり意固地になってる可能性もありまんな。

何か思いあたるところがありましたら、
ぎすぎすとしまっさかいに、夢や希望を
見やすくしてくれる、ピンク色もしくは、
心身ともに開放させてくれるオレンジ色
活用してみてちょーだい!

また、財政が厳しいのに、
浪費が抑えられない!借金がやめられへん!
ついついカードで物を買うてしまう!

そんな節約を強いられる人には、

茶色はめちゃくちゃ頼りになる心強い
色でっせー!

是非!覚えといてちょーだい!

 

どないでした?

粋でお洒落に知恵が湧く

茶色の世界を感じてくれはりましたか?

以外に知られてないんですが、

この色はもの凄いパワーがあったんですわ!

これからの時代は茶色を活用して、

ちょっと知恵を湧かせて、

粋でお洒落な生き方をしてみてちょーだい!

 

今回も最後まで読んでくれはりました、

あなたに感謝を申し上げます。

まいどおおきに!

それではこのへんで、しっつれーします。

でんでん。